SoftBank 5G
日本代表国際親善試合

August, 2019

バスケットボール日本代表国際試合で、ソフトバンク様が提供する5Gプレサービスのコンテンツのひとつとして、THINK AND SENSEが企画から参画し、ARゴーグルである「Nreal Light」を活用した新たな試合観戦体験ができるアプリケーションの開発を行いました。 仮想世界が現実世界へと溶け込んで現実世界のルールを変えていく「Radical Reality」をコンセプトに、これまでのスポーツ観戦の仕方をアップデートさせるような体験を目指しました。

Experience

今回の体験では、
1. 試合の状況に合わせた演出
2. 体験中のユーザー同士で共有されるARスタンプ
3. いつでも選手に関する情報が確認できる選手情報表示

を実現し、これまでの試合観戦とは異なる新しい体験が行えるようにしました。

1.試合の状況に合わせた演出

攻守の交代、ゴール、タイムアウトなど、試合の状況は刻一刻と変化しています。 この試合の状況に合わせた演出を行う事で、試合の状況はより理解しやすくなり、試合を初めて観る人もそうでない人も比較的同じレベル感で試合を楽しめるようにしています。

演出は専用の演出コントローラを使用し、バスケットボールのプロ記者が演出を担当しました。その時の試合状況に合わせた演出をARで表現し、従来の実況解説のような、臨場感ある演出を実現します。また、試合を初めて観戦する人であっても、試合の状況が掴めるようになっています。

2. 体験中のユーザー同士で共有されるARスタンプ

選手の素晴らしいプレイを見ると思わず拍手したくなったり、応援するチームが苦しい状況であれば思わずいつも以上に応援したくなったり、試合を観戦していると思わず何かしらのアクションを起こしたくなります。  こういったアクションをARスタンプという形で表現できるようにし、またこのARスタンプは他の体験中のユーザーにも共有され、試合観戦の一体感を演出しています。

3. いつでも選手に関する情報が確認できる選手情報表示

従来であれば、パンフレットやスマートフォンなどで、選手の情報を入手していました。しかい、試合観戦中に視線を外して確認するといった事はなかなか難しい状況があります。  本アプリケーションでは、ARで現実世界に選手情報を視野の中に表示することができ、わずかな視線移動で選手の情報を確認することが出来ます。これによってより深く試合を楽しめるようにしています。

 

Credit

Producer : Shigeki Inaba
Technical Direction : Shuhei Matsuyama
AR Application Design : Takafumi Yuasa
AR Application Programming : Katsuya Sakuma
Graphic design : Junichi Kohmura
Operator : Megumi Saho
Controll System : Ryo Kikitsu