Inside reliable DELL laptop

January, 2017

DELL の技術をビジュアライズし体感・共感する、ExperientialVRプロジェクトにて、VRシミュレーションシステム、映像制作を担当しました。

Summary

『inside reliable DELL laptop』は、DELL コンシューマー向け新製品発表会として2017年1月20日にニコファーレ(東京・六本木)で発表されました。 普段は目にすることができない部分のDELL の技術を、コンピュータとデジタル・テクノロジーによってビジュアライズし体感・共感する、ExperientialVRプロジェクトです。 全面のLED ディスプレイに表示される映像は、入力される音からリアルタイムで生成し、1台のPCでコントロールしています。かなり特殊な会場であるため、現場での見え方を事前に検証するために会場のLED パネルを模した3D シミュレータをTouchDesigner 上で構築しました。それをVR 端末で確認できるようにし、客席フロアからの絵の見え方の検証をVRで行い制作しました。 オーディオ入力からのビジュアル生成からプログラムを切り替えるシステム、全周LED ディスプレイのシミュレーションから映像出力まで、一つのシステムとしてTouchDesigner上で構築しました。

Workflow and Technical details

VRシミュレーション

ニコファーレの会場にあるLEDディスプレイのサイズから、3Dモデルをおこし、この3Dモデル上で、映像を制作することで、実際の現場での見え方を検証しました。 このシミュレータでは、VRヘッドセットを使い360度の映像を確認する機能も設けました。 5面LEDスクリーンという特殊な環境での映像制作では、VRでのレビューは大いに活躍しました。

 

 

サウンドヴィジュアライズ

サウンドアーティストがプレイした音声をライン入力で、PCに入力し、 音をリアルタイムに解析し、映像に変換します。 音のボリューム、スペクトラムなど様々な音の要素を用いて、 各要素を三次元空間上の図形や、色合いなどに変換することで、映像を生成しています。 プレイされた音を用いてヴィジュアライズされるため、同じ映像は二度と現れません。 サウンドヴィジュアライズシステムには、オペレーション用のUIが搭載されており、 それをコントロールすることで、表現の設定値を変えたり、パターンを変更したりすることでライブでの複雑な映像生成を実現しています。