MINOTAUR INST. 2021/SS Virtual Showroom

February, 2021

アーバンウェアをコンセプトに様々な「機能(Function)」を持つウェアを展開してきたMINOTAUR INST.とTHINK AND SENSEのコラボレーション企画 COVID-19の影響を受け、リアルでの開催が難しくなった2021年SSコレクションの発表をバーチャル上で行うショールームです

Concept

21SSコレクションでは「Mindfulness」,「Sustainability」がテーマとされました。
「Mindfulness」を起点としたグラフィックデザインのコンセプトをもとに、点群化された禅寺の日本庭園を背景とする建築空間を構築しました。
建築内の床は水で満たされ、流れの早さや光の反射を変化させながら、空間内の空気の循環を間接的に伝えることで、「Sustainability」を表現しています。

見通しのよい空間の構造は日本家屋からのインスピレーションを得つつ、柱を透明なマテリアル、床面を水で構築するという、バーチャルならではの要素を織り込むことで、リアリティある空間性と現実では不可能な体験の両立を目指しました。

 

Space Design

建築全体の構造は、日本家屋にインスピレーションを受けた、見通しの良い天井が低い平屋構造となっています。天井と3面の壁をガラス張りにすることで、閉塞感のない開けた印象を実現しています。

また、同時にこの構造は透明でありながら、「外」と「内」を意識させる機能を持ち、背景として展開される、禅寺の点群世界との隔たりを作ります。ヴィジュアルとして、「Mindfulness」との親和性の高い「禅」を展開しつつ、建築全体では、内なるものへの意識を高める構造を目指しました。
天井の中央に空けられた吹き抜けは、透明でありながら、隔たりがあるという事をより強く印象付けます。

「Mindfulness」と並ぶもう一つのテーマである「Sustainability」を空間で表現するために、様々な形での「循環」の表現を試作しました。
回転、フラクタル、流れ、など間接的に「循環」を表現する要素を建築に取り込み、表現としての「循環」を模索しました。

 

様々な検討とディスカッションの後に、ブランドコンセプトとも親和性の高い「水」そのものを「循環」の表現として取り入れました。
建築内の床は水で満たされ、流れの早さや光の反射を変化させながらサウンドとともに、空間内の空気の循環を間接的に伝えることで、「Sustainability」を表現しています。

Experience Design

操作性

現在一人称視点での操作系の主流とされている操作方法を踏襲し、キーボード入力で位置の移動、マウス入力で視点の移動が可能です。
一人称視点で操作がダイレクトに動作へ反映されることにより、ユーザー自身に高い没入感を与えます。また、3D表現であることを活用し、あらゆる距離と角度でルックの観賞を楽しむことができます。

 

空間のインタラクション

空間は、プロダクトが備えている機能性のイメージや、機能を活かすことができる環境を表現しています。一定時間で床にある水面の動きやライトの光量を変化させており、UV GUARD機能が活かせるイメージをした晴れの日、DRY機能の吸水速乾をイメージした風の日、WATER PROOF機能が活かせる雨の日など状況を変化させていく空間全体で、機能を間接的に表現しています。

ルック

ルックは正面からだけではなく左右と後ろからと、1ルックで4面を観ることができます。1面ひとつひとつは平面ですが、4面から鑑賞することで立体感を演出しています。ルックを囲うフレーム部分で観える面をマスキングしており、観る角度を変える時に自然に面が切り替わり、違和感なく鑑賞することができます。
ルックの正面から近づくと、ルックのアイテム名称と、ルックに備わっている機能のタグがルックの背後に表示されます。

ルックそのものは高精細かつリアリティある表現を追求する一方で、アイテム名称などの情報表示はバーチャルならではの表現にしています。ルックの中でもメインとなるアイテムには拡大鏡エフェクトを表示させ、名称がルックの横に浮かび上がるアニメーションで表示フューチャーリスティックな印象を目指しました。

 

ECサイト連携

ルックの名称部分をクリックすることで、ECサイトへ遷移します。

バーチャルショールームとして、コレクションのコンセプトと世界感を観賞して楽しんでいただく側面もありますが、ECサイトとの連携を実装しており、実際に購入することが可能です。


将来的には、バーチャルの中で商品を閲覧し、ECサイトへ遷移せずともバーチャルの中で購入の決済までできるような体験を目指しています。

CREDITS

Concept and Experience Design: Shuhei Matsuyama

Space and Graphic design :Kana Niijima

Space Interaction programming :Masahito Ando