SoftBank
MR Intel Simulator

June, 2018

INGRESSの拠点となるポータルの情報や戦況、どのようにポータルを繋ぐかなどのシミュレーションをMixedReality空間で行う事が出来る「 SoftBank MR Intel Simulator」をSoftBank様の企画のもと、共同開発致しました。

Summary

複数人でMRデバイスを装着し、同じ地図を見ながらどのようにポータルを攻めていったら良いか、といった事前の作戦会議に役立てることが出来るアプリケーションをコンセプトに、現在のポータルの状況、詳細情報、リンクシミュレータを複数人で共有しながら行う事が出来るようになっています。

Technical details

ポータル詳細

Ingressのゲーム中で各陣営が取り合う拠点となるポータルは、現実の歴史的、文化的、芸術的、あるいはランドマークとして機能しているオブジェや建造物が多く存在しています。MR空間でポータルオブジェクトへ視線を合わせる事で、これらの詳細情報をMR空間へ立体的に表示します。
また、このポータルの情報はリアルタイムに更新されており、実際のゲームの状況に合わせて刻々と変化していきます。

 

地図操作

表示されている地図の領域は、全体からするとごく一部分のみとなります。手を利用したジェスチャー操作でこの地図の表示を「スクロール」あるいは「拡大・縮小」させる事が出来ます。

リンクシミュレータ

2つのポータルの間を結ぶ事ができるリンクを仮想的に結ぶ事ができる機能があります。実際のゲームに反映されるものではありませんが、ポータル間をどのように結んでいくかをシミュレーションすることが可能になっています。

 

空間共有

複数人でひとつの地図を共有して見る事が出来るようになっています。これにより地図のスクロールや拡大/縮小、リンクシミュレータの結果などがリアルタイムに複数人で共有して表示されるようになります。また、共有している人同士の視線を可視化することで、誰がどこを見ているかを示すことができ、スムーズな作戦会議が行えるようにしています。

 

History2018年04月07日 「XM Festival Fukuoka」にてSoftBank様より発表
2018年06月23日 「Agent Olympied 2018」ニコニコ生放送にてプレイ動画配信
2018年11月14~16日 「デジタルコンテンツExpo 2018」にてユーザー体験会
2019年03月23日 「Darsana Prime Tokyo」にてユーザー体験会
Credit

企画: ソフトバンク株式会社
Producer: Shigeki Inaba
Technical Direction: Shuhei Matsuyama
System Design: Takafumi Yuasa
System Design: Ryo Kikitsu