SoftBank5G WinterCup2019
December, 2019
Concept
仮想世界が現実世界へと溶け込んで現実世界のルールを変えていく「Radical Reality」のコンセプトはそのままに、試合観戦をより盛り上げ新しいスポーツ観戦の形を体験できるアップデートを行いました。Experience
今回の体験では、 1. 試合の状況に合わせた演出 2. 試合の映像をリアルタイムに配信 3. 応援機能 を実現し、より試合観戦が盛り上がるような体験を実現しました。1. 試合の状況に合わせた演出
2019年夏のバスケットボール日本代表国際試合で行った演出を整理し、よりわかりやすく、試合を盛り上げるような演出を行えるようにしました。 演出担当者の操作がネットワークを経由しリアルタイムで、AR上に表現として現れます。 AR空間を使った、実況中継のような体験を楽しむことができます。2. 試合の映像をリアルタイムに配信
5Gの特長を生かした高画質な試合映像のリアルタイム配信を実現しています。3つのカメラで撮られた映像は、体験者の手元のコントローラでいつでも切り替えて表示する事が出来ます。 プロのバスケットボールの試合では、大型の映像表示装置を持ったセンタービジョンが試合コートの上部に設置されている事があります。このアプリケーションではそのようなセンタービジョンを設置できない場合であっても、仮想空間内でこのセンタービジョンを表示する事でセンタービジョンで試合映像を見る事が可能になっています。 仮想空間内のセンタービジョンは現実のセンタービジョンと異なり、各体験者ごとにカメラ映像を選択して見る事が出来ます。3. 応援機能
本アプリケーションは、手元のコントローラに両チームのどちらも応援できる応援ボタンを設け、そのボタンを押す事で応援が行えます。 両チームを応援をする事で、応援エフェクトが表示されると共に、その応援数の比率から以下のような変化がおきます。 ・センタービジョンの両側のチームを象徴するオブジェクトや名前が比率に応じて大きくなります ・演出が比率に応じて大きく表示されます また視界の両脇には各チームの選手情報が常に表示されており、そのチームを知らない人であっても、より深くチームの事を知って応援する事が出来るようになっています。Credit | Producer: Shigeki Inaba Technical Direction /Experience Design: Shuhei Matsuyama AR Application Programming : Takafumi Yuasa AR Application Programming : Katsuya Sakuma Graphic design :Junichi Kohmura Operator : Takayuki Inaba, Megumi Saho, Kousuke Kajimura |